ミャンマー学生医療研修 2014年8月

ワチェ病院の実情は、日本の病院とかけ離れており、愕然とした。患者は、ベッドとは言えない木の板の上にゴザやマットを敷いているのみで、居心地が言いとは決して言えない。冷暖房器具もなく、逆にストレスを感じる一方だろう。これは仕方のないことなのかもしれないが、あまりにも不憫でならなかった。しかし、彼らにしてみれば、病院で診察や治療を受けられたことだけでも、救われた思いで、治療を受けた当人だけでなく、その家族も本当に嬉しそうであった。また、最新の医療機器を備えた富裕層向けの病院がある一方、貧困層向けの寄付で成り立っている病院等、さまざまな病院の種類がある。日本では寄付で成り立つ病院は皆無に等しいにも関わらず、なぜミャンマーでは寄付で成り立つのか。ミャンマーの国民の大半は貧しい生活を送っており、わずかな富裕層が寄付しているらしく、いわゆる、お互いさまという気持ちがあるらしい。これもミャンマーの国民性なのかもしれない。さらに、視覚障がい者施設や児童養護施設に訪問した際、不遇を乗り越えてチャンスをものにしようとしている彼らの姿を見て、自分も頑張らなければならないと感じた。くわえて、病院や施設で患者さんやその家族に挨拶をすると、みんな笑顔で返してくれて、微笑みの国ミャンマーだと実感した。  自分は、人の役に立ちたいという想いで参加したが、逆に現地の人から、生きる喜び・勇気をもらったと同時に学ぶことが多くあった。吉岡医師の活動を見ていると、何をしたかではなく、何をもたらしたかが重要だと感じた。帰国後は、自分は一体何もできない現状を知って、どうする気なのかと、自問自答する日々が続く。そして、何よりも圧倒的な勉強不足で、自分の出来ることが少なすぎた。もっとたくさん勉強して、自分ができることをもっと増やさなければならない。ミャンマーのような途上国の医療事情を知って、自分のできることを広げ、それを深めていくべきだと思う。さらに今、目の前のことを一生懸命やること、その問題をいかに自分の目の前に持ってくるかが重要であると感じた。また、経験こそが最大の報酬であるというスタッフの話を聞いて、スタッフの方々がこの地で働く理由・働きたくなる理由がわかったような気がする。  このように、日本の病院との違いを実感し、自分には何が足りないのか、今の自分は何をすべきなのか、新たな課題を見つけることができた。今はインプットすることが多い学生ではあるが、人を助けられる絶対的な技能を身につけて、いつか必ずアウトプットしなければならない。

国際協力学生団体 HEART's

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