ミャンマー学生国際医療研修 2014年3月17日~22日 ~小川あやめさん~

福島県立医科大学 看護学部2年 小川あやめ  

国際医療に興味がある人はたくさんいると思います。私もその一人でした。しかしそれを実際に経験したのとしていないのでは見える世界が全然違うのだろうなと思ったのと、学生生活も折り返し時点の今、ただ学校から与えられるカリキュラムをこなすことに慣れてしまっている自分に気付き、このままでは卒業後何か後悔するのではないかという漠然とした不安を抱くようになりました。そこで、高校の時から興味があったこちらの研修に応募しました。海外にも慣れてなく、ましてやつい最近まで軍事政権だったミャンマーという国に対して、正直不安しかありませんでした。しかし行ってみると優しく笑顔のミャンマーの人々に、不安なんて吹き飛ばされました。そんなミャンマーの地で見たもの・経験したこと・出会った人々、全てが私にとって刺激的なものでした。  視覚障害者支援施設では実際にマッサージを施術してもらいました。目が見えない、言葉も通じないという状況で、触覚を使ってもコミュニケーションが取れるのかという新たな発見もできました。Dream Trainでは184人の子ども達のパワーにこちらが元気をもらいました。最後に子ども達が歌ってくれたkiroroの未来へは心から込み上げるもがありました。彼らはこの歌の歌詞の意味を理解しているそうです。また医療関連施設ツアーでは、ヤンゴン市内の有償病院と無償病院の2つ見学しました。両施設を訪問して感じたことは、今後医療職に携わる上で英語を使えることが当たり前になるということです。また、ミャンマーはまだ設備の差がはっきりとしていて、それは国民の貧富の差を表しているように感じました。日本では見られない慈善病院という人々の寄付やボランティアのドクターから成り立っている病院が多く、仏教心の厚いミャンマーの国の象徴であるように思います。最後にワチェの慈善病院は日本との環境の違いや患者の多さもあり、ごちゃごちゃしているというのが第一印象でした。しかしその中で最大限の清潔を保つ工夫をされていて、学校で習った清潔・不潔の考えを基本にその環境によって適応していく能力の重要性を感じました。研修期間中、私は看護師さんの仕事内容を知りたかったので、看護師さんについて動きたいとお願いしました。オペ室とワードの両方を見て、実際にバイタル測定を行ったり術前の準備や片付け、オペ中のライトの調節などをやらせて頂きました。他には患者さんやその家族の方と指差し会話帳や持ってきた折り紙などでコミュニケーションをとりました。コミュニケーションをとる上で自分が伝えたいことが伝わっても患者の言っていることが理解できませんでした。この言葉の壁が国際医療を行う上での難しさの一つだと痛感しました。しかしスタッフの方々はミャンマー人と日本人が一緒に働いている状態に加えて、人の入れ変わりが激しいにも関らず、お互いの言葉を理解していてしっかりとコミュニケーションをとれていました。また処置の際には、看護師のように家族も一緒に処置に参加していて方法を覚えている姿から、ミャンマーの人々の家族に対する思いの強さを感じたと共に、これが退院後の大事なケアにも繋がると思いました。 そして、この研修で最も刺激的だったのが吉岡先生とお話ができたことです。このような研修やボランティアでは、そこでできる経験自体から学べることも多いですが、それ以上にそこで出会う人から学べることが多いと思います。今回の出会いから得られたことは、今後の私の人生において大事な道しるべになると思います。また自分に不足している部分、こうなりたいという目標が見えたのも大きな収穫でした。このような経験ができた私は本当に運がいいと思います。この運を活かすのも活かさないのも自分次第なので、これからの学生生活をはじめ働いてからも、感性の声を大事にして好きなこと・やりたいことが出来るように、自分の可能性を広げていけたら良いなと思います。今回は「国際医療を体験してみたい」という理由での参加でしたが、次参加するときは「吉岡先生の下で働きたいから」という理由になると思います。それほど吉岡先生、先生自身が作った団体で働く方々、ボランティアの方々がキラキラ輝いていました。  最後に、このような貴重な経験をさせて頂いたHEART’Sの皆様、Japan Heartの皆様、一緒に研修に参加した富安さん、小出さん、宍戸さん、伊藤さん、ミャンマーで出会った全ての方に感謝しております。ありがとうございました。 

国際協力学生団体 HEART's

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