ミャンマー学生国際医療研修 2014年2月27日~4日 ~松本範子さん~

 杏林大学看護学科1年 松本範子 

  私は「国際医療の現場がみたい」と言って今回の研修に臨みましたが、実際は国際医療に興味があっても何から始めればいいか分からずに何もできない、何もしない自分を変えたいという一心で参加を希望しました。結果的にこの一週間で何が変わったかと言われれば、何も変わりませんでした。 しかし得たものはとても大きかったように思います。ミャンマーというと軍事国家で貧しくて、アウンサンスーチーさんの母国というイメージが大半を占めていましたが、実際にヤンゴン国際空港から一歩外に出ると物凄い数の車が行き来する大都市が広がっていました。ロンジーという伝統的な民族衣装のロングスカートを履いて歩いていく女性、そして現代的なファッションを身にまとい街を走る若者。まさにミャンマーは先進国へと進み出して成長している真っ只中だという印象を受けました。しかしヤンゴンから飛行機で1時間、車で1時間弱の小さな村に行くと雰囲気は一変し、私たちが「アジア」と言われてすぐ思い浮かべるような光景がそこにはありました。舗装されていない道に、今にも壊れそうなお店が並び、世間話をしながら暇そうに店先で座っている人々。笑いながら走っていく子供たち。そんな貧しくもあり温かいワッチェ村にジャパンハートのワッチェ慈善病院はあります。ここでは日本と比べたら十分な物資もなく、物品の質も悪い環境の中、あるものだけで患者にベストな医療を提供していました。医師も看護師もスタッフもみな同じくらい大きな責任感と自覚、そして自らの目的持って、自分で考えながら行動しており、一人一人がとても輝いていらっしゃいました。その姿が直接反映されている病院の雰囲気は言葉では表せないくらい素晴らしいものでした。病棟では患者さんとそのご家族の方の笑顔が絶えず、スタッフも和気藹々としていました。自分でも国際医療の現場がこんなにも魅力的だとは思いませんでした。その一方で生活のなかに宗教があり、価値観も食事も生活スタイルも全く違う海外で医療をすることの厳しさも学びました。 私はまだ大学一年生だったこともあり、今の自分がスタディーツアーに参加しても何もできずに終わってしまうのではないかという漠然とした不安がありましたが、何かをするための研修ではなく「スタディーツアー」という名の通り学ばせていただく研修なのだと改めて感じました。それと同時に自分が変わりたいからといってそれを外に求めていても仕方のないことであり、結局は自分が何を目的にしてそのためにどう動いて行くかに掛かっていると痛感しました。 この一週間での患者さん、医師、ジャパンハートのスタッフの方々、ミャンマーのみなさんなど全ての出会いと、そしてこの学びを与えて下さったミャンマーという国に心から感謝しています。この感謝の気持ちは将来国際医療協力という形で返していきたいです。 

国際協力学生団体 HEART's

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