ミャンマー学生国際医療研修 2013年8月8日~13日  ~近藤友香里さん~

 富山大学医学部2年 近藤友香里  

 今回のミャンマーでの研修は、衝撃の連続でした。中でも印象深いのが、ワチェ慈善病院と視覚障害者自立支援施設でした。  ワチェ慈善病院では、オペ中に停電になることがよくあるから、懐中電灯で照らしながらオペを続行したり、仏教国だから診察はお坊さん優先だったり、病室は動物も人もごちゃまぜで、患者さん同士でお世話し合ったりしていました。 スタッフ同士の距離も、患者さん同士の距離も、患者さんとスタッフの距離も全てが近く、日本に比べたらきっと足りないこともたくさんあるんだろうけど、すごく温かい雰囲気でした。JapanHeart運営の病院と現地に元々あった病院とは関係がなかなか難しいみたいです。確かに先進国運営の無償病院ができたら、患者さんはそっちに流れてしまうので、現地の病院の運営は苦しくなって、そこで働く医療者の生活は厳しくなってしまうのでしょう。JapanHeartが患者さんの負担する医療費を軽くしたいと思っても、現地の病院にはそれだけの余裕がない。だからもしJapanHeartが医療費を完全に無料にしてしまえば現地の病院は潰れてしまうので、話し合って医療費を決めないといけないというお話を伺って、いくらJapanheartの活動が患者さんのためになっていても、外部から組織が入って動くということは周りに本当に色んな影響をあたえていて、継続的に医療を届ける為にはその与えてる影響ひとつひとつに折り合いをつけていく必要があるのだと実感しました。山本敏晴さんの本を借りて読んだことがあるけど、支援を継続する難しさ、その意味がやっと分かった瞬間でもありました。  視覚障害者自立支援施設では、マッサージ師の資格を取りに来ている視覚障害者の大半が駆け落ちしていなくなってしまうというお話から、万人共通の人の心が見えました。まだ街には点字ブロックなども全くないし、視覚障害者の皆さんは外出できないような環境にいるので、早く環境が整って自由に外出でき、駆け落ちという形を取らなくても自由に恋愛でき、マッサージ師だけでなく色々な職業が選択できる社会になってほしいと思いました。 今まで特に意識してなかった部分の、人の心、生活、文化、宗教が医療と細かく繋がるような瞬間がたくさんあった8日間でした。初めて見ることが本当に多くて、そしたら良いとか悪いとかが言えなくなって、それこそが現実を理解するスタート地点なのかなと考えるようになりました。参加する前は、ここまで学べることが多いとは本当に思わなかったです。  この経験を自分なりにどういう形にしてこれからどう生きていくか全部自分にかかってるんだなあと思うとちょっと緊張しますね。  この場をお借りして、この度素晴らしい機会をくださったJapan HeartおよびMeTs-Japan関係者の皆様、共に参加した佐藤さん、西迫さん、金井さん、三浦さん本当にありがとうございました。ミャンマーの病院だけでなく、朝の散歩やミャンマー人の笑顔、仏教、文化から多くのことを学ばせていただきました。ぜひこれからも学生国際医療研修を続けていただきたいと思います。 

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