ミャンマー学生国際医療研修 2013年8月8日~13日  ~佐藤友美さん~

 東京都立府中看護専門学校 2年 佐藤友美 

 この研修の志望動機に私は、「とにかく医療の届かない現場を自分の眼で見て、肌で感じたい」と記しました。日本の諺に『百聞は一見に如かず』ということばがありますが、本当にその通りでした。まず、ミャンマーという国は、信仰心がとても強く僧侶の方に対する対応が驚くものでした。その信仰心が小さい頃から根付いているので助け合いの精神が、自然と身に付いているような感じがしました。医療関連施設を見学させていただいたときにも、スタッフとして働いている人達の多くがボランティア活動をしており、またワチェの病院では患者さんのベッドへ動かす際は皆が助け合っている姿を何度も見ました。  私は、まだ手術室に入る実習の経験はなかったのですが、術場に入り清潔野の見学をさせていただきました。本当に感動と勉強になることが多かったです。患者さんは陰嚢水腫・ヘルニア・頸部の良性腫瘍など全てがはじめてで、陰嚢水腫や良性腫瘍に関しては、サイズが予想を遥かに超える大きさでした。直径が7㌢に及ぶ大きさのもので、15年ほど経過してしまったそうです。直ぐに、病院には行けない現状や金銭的な問題などを抱えているミャンマーの人達にとってはJHの取り組みはとても大きな希望と勇気を与えているのだと思いました。  手術中につける血圧計が、なかなか計測できずに困って医師(日本人)に相談をしたら、「できるまで頑張るのよ。位置を変えたりして計れるまで頑張ってみて」と言われた言葉がとても印象的でした。日本では、計測できることが当たり前、しかし、ここでは当たり前ではないからこそ諦めずに試行錯誤してやり続けることが必要なのだと教えていただきました。手術中に停電が起こり懐中電灯の光で手術も行いました。その際にも、スタッフの方々は決して動じないで手術に向かっている姿は素晴らしかったです。そこで、私が強く感じたのは『感覚』ということでした。限られている医療の現場では、感覚が非常に大切になるのだと感じました。顔色見たり、血圧(器械でなくマンシェット)を測定したり、脈や皮膚に触れてみたり、自分の体を思いっきり敏感に使って感じ取る能力が非常に養われるし、大切なことなのだと思いました。   私は、最初は救命救急に行こうかと考えていました。しかし、今回の現地で長期に働かれている看護師の方とお話をして考えが大きく変わりました。「日本の救命救急では器械がきちんと管理をしてくれるでしょ。でも、ここでは器械は限られるし、器械をみて判断できる力ではなくて、臨機応変に対応できる順応力が大切だと思うよ」と、お話してくださいました。たしかに、現場をみた私もその通りだと思います。これからの実習において、それが当たり前と思うことなく学び続けていこうと思いました。  ミーティングの時に、お借りしている病院とジャパンハートとの関係性や近所のお店(カフェ)とのお付き合いの大切さもお話して下さいました。やはり、患者さんにとっては非常に有り難いことではありますが、様々な環境や地域社会との交流の難しさもあるのだとわかりました。その場所で、いかにお互いに気持ちよく活動をして行くかを常に考えて、行動していらっしゃるジャパンハートのみなさん方は本当に素晴らしいと思いました。 私は、一度社会人を経験した後に看護学生となっています。なぜだか、国際医療に非常に興味があったのですが、でも年齢もあるし…と少し後ろ向きな気持ちになっていたのですが、実際に現地を訪れてみて肌で感じた感想は「やはり、国際医療に携わりたい」と、強く確信することができました。 それも、ジャパンハートのスタッフ・MeTs-Japanスタッフの皆さんを始め現地の方々のおかげだと思っております。この度は、この様な機会を下さったこと心から感謝致します。ありがとうございました。 

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