ミャンマー学生国際医療研修 2013年3月19日~25日 ~白木麻衣子さん~

和歌山県立医科大学 2年 白木麻衣子  

 ワチェ慈善病院の見学で、手術の見学をさせていただきました。主に、陰嚢水腫や甲状腺の切除術が多くみられました。このミッション期間には、吉岡先生と日本の医師が2名、ミャンマーの医師が2名いました。日本から小児外科の先生が短期ボランティアで来ていて、研修で来ている小児内科の先生と組んで手術を行っていました。小児のヘルニアのみではなく、成人の甲状腺の手術なども行っているのがとても印象的でした。医療の需要があるため、自分の専門分野以外の手術もこなし、内科でも関係なく必要な医療を提供するという姿勢が見られました。  ワードでは、患者さんやその家族の方たちと話をしたり、ミャンマー語を教えてもらったりしていました。このあたりのミャンマー人はとても人懐っこく、目が合っただけで笑ってくれたり、自分の持っている食べ物を分けてくれたりと、とても心も温かい人たちでした。また、手術予定の患者の家族がずっと付き添っており、夜間暑いときなどは、寝ずに仰いであげていたり、周りの人が術後の患者さんのケアをしていたり、「みんなが家族なんだ。」という言葉がとても印象的でした。ここでは、日本の医療現場に比べ、看護師の業務も広く、主に創部の処置を行い、傷の経過観察を行っていました。業務に責任を持たせ、自ら考え、能動的に動くことが大切であると吉岡先生は言われていました。申し送りでは、看護師に対しどうしてその判断を行ったのかを問いかけ、議論を行い、相手の考えを知ろうとする姿勢があり、チーム医療の大切さを学びました。  ドリームトレインでは、約130人の子供たちと遊びました。英語や日本語のレッスンがあり、みんなが一生懸命勉強している姿がとてもかわいかったです。子供たちの里親希望の人数が子供たちの人数より多く、大学までの経済的支援も今では安定しているそうで、日本で他国を支援しようと思っている人も参加できるため、とてもよい支援体制だと感じました。しかし、ヤンゴン市内ではみられなかった、AIDS孤児や売春などの社会問題がまだまだ残っていることに気付かせられました。  ヤンゴン市内の病院を数か所見学することができました。個人経営の総合病院は、日本の病院に比べても豪華で、個室も広く、驚きました。しかし、無償で治療してくれる病院は、病室の広さに比べベッド数も多く、医療サービスとしてはとても差があるように見えました。また、以前は日本からの寄付があったのに、ミャンマーで日本人記者が殺されてから寄付が全く滞ってしまったという話を聞き、社会情勢が直接医療にも影響を与えることを知りました。  私は、もともと地域医療に興味があったため、この活動で日本の地域医療と日本人が行うミャンマーのワチェ慈善病院のような地域医療との相違点を見ることができました。今回のスタディツアーは自分にとってとても貴重な体験でした。ジャパンハートのみなさん、メッツジャパンのみなさん本当にありがとうございました。  

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