ミャンマー学生国際医療研修 2013年3月19日~24日 ~菊地めぐみさん~

和歌山県立医科大学 菊地めぐみ 

  研修から帰国してまだ数日しか経っていませんが、今でも研修のことを思い出すと胸が熱くなります。それは、医療格差の現実を目の当たりにした悲惨さからではなく、自分が将来ワチェ病院で働く医療スタッフのように医療者としてあのすばらしい現場で働くことができる可能性があるという感動の気持ちが収まらないからです。  私はもともと小さい頃から国際医療ボランティアに興味があり、今回研修に参加させていただいたのも実際に現場を見て、医療スタッフがどのようにして文化の異なる人たち理解しあって医療を提供しているか、厳しい環境の中で医療スタッフはどのような志で医療をおこなっているのかを学生のうちに経験し、これからの学生生活に生かしたかったからです。そして今回研修に参加させていただき、自分の目的以上のものを得て帰ってこられたような気がします。医療スタッフの方々は忙しいにも関わらず、丁寧に一人ひとりの患者さんについて説明してくださり、また共同の宿舎に帰ってからも熱心に質問に答えていただき、国際医療ボランティアに対するさまざまな意見を聞くことができました。そして、何より医療スタッフの方々の話だけでなく、その医療活動を見学させていただくだけでも得られるものは大きかったです。医療器具に恵まれない環境でありながらも、言葉の壁を越えて、必死でひとつひとつの命を救おうと医師、看護師関係なくお互いが自分の意見を尊重しながら協力する現場には三日間本当に感動させられっぱなしでした。その姿を見て「絶対この現場に医療者として戻ってきたい」という気持ちがよりいっそう強くなりました。  また、もう一つ印象に残っているのはスタッフが現地の文化をとても大切にしているということです。朝の瞑想の時間、現地の人々に合わせた活動時間、服装など様々な工夫がなされていました。国境をこえる国際医療ボランティアにおいてはただ医療を提供して現地の人々の命を救うということだけでなく、現地の文化を尊重し、現地に合わせた医療を提供するということがとても大切だと思います。そのことこそが現地の患者さんから信頼を受け、よりよい関係を築くことができ、ワチェ病院のように長い期間医療を提供し続けることができるのだと思いました。  研修では医療の面だけでなく、これからの学生生活をどのように過ごしていくかについてもとても深く考えさせられました。特に吉岡先生ご本人とお話しすることができたのは私にとってとても貴重な時間となり、時間と経験の大切さ、そして若いということの価値、その過ごし方、やる気しだいで多くの経験を得られることができるということを強く感じました。一緒に研修に参加したすばらしい4人のメンバーにも出会うことができ、多くの人と出会い自分の夢、将来、考えについて語り合えることのすばらしさも学ぶことができました。今回の研修は私の今までの過ごし方を大きく変え、これから多くの現場、場所を見て、たくさんの人と出会い、意見を交換し自分を成長させていきたいと強く思わせてくれるとてもいいきっかけとなりました。もしも、この研修に参加していなかったらそんなことは全く考えなかっただろうし、無駄な学生生活を送っていたと思います。このような、言葉では表せることができないほど素晴らしい経験を提供していただいた、JAPAN-HEART、MeTs-Japanスタッフに本当に感謝します。また、ワチェ病院でお世話になった医療スタッフの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。こんなにも濃い1週間を過ごしたのは人生で初めてでした。ありがとうございました。

国際協力学生団体 HEART's

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