ミャンマースタディーツアー 8月23-28日 星野豊 さん

北海道大学医学部医学科1年 星野豊 

 私は、2012/8/23~8/28の6日間、MeTs-Japan主催のミャンマー・スタディーツアーに参加させていただきました。本ツアーは日本で普通に学生生活、あるいはサラリーマンをしている限り体験できない濃密な6日間でした。まずはじめに、吉岡先生はじめ現地病院で働く日本人・ミャンマー人の医療スタッフ、ジャパンハート施設で働くボランティアスタッフ、ワチェ病院に入院されていた患者さんとそのご家族、ヤンゴン市内の病院関係者、そして本ツアーに一緒に参加した学生4名には、厚くお礼を申し上げたいと思います。  私が本ツアーに参加した動機は、医師としての進路について現場を通して情報を得たかったからです。私は医学部生にありがちな再受験生であり社会人も経験しているため、一般の学生に後れを取らないように進路に関する情報を早めに入手しておきたかったという思いがありました。自分の将来の医師像の一つとして、海外で働く医師というものがあります。ほかにも、研究医として進みたい分野、日本国内の一般的な医者としてかかわりたい分野もあります。まだ学部1年目であり進路を決定する必要はまったくありませんが、学生のうちにできることは色々と試しておきたい気持ちが強くありました。また、テレビなどでたびたび報道されているような発展途上国における医療の現状をこの目で見たかったことも動機の一つです。医療事情の異なる国で仕事をする上で必要なこと、その中でも学生のうちに身に付けておけることを見つけたいと考えていました。  さて、ツアーによって得たものを書いていきたいと思いますが、内容は1週間に満たない期間とは思えないほどのモノでした。本レポートでは、その中で特に印象に残ったものを書きたいと思います。一つ目は、ヤンゴン市内にある無償病院での体験です。ムスリム系病院ですが、宗教に関係なく患者さんを扱い、かつ金銭的余裕のない人には無償で治療を行う病院です。内科・産婦人科・眼科・外科などの病棟を見学させていただきました。その中でも外科病棟で手術見学、並びに国内外からのレジデントの方々とわずかながらも交流できたことは非常に刺激的でした。手術は執刀医も若い医師が担当しており羨ましいと思いました。また、コミュニケーション手段が英語ですので自分の英語力の無さを痛感すると同時に、医学知識の無さ、さらには医学知識を英語でコミュニケーションできる能力の重要さを思い知らされました。これは、できなければそれまでですが、できるようになれば目の前に大きく道が広がっていきます。今後は英語で医学の勉強をしていくことも取り入れていこうと思います。これはミャンマー入国後2日目の出来事でしたが、この時点で私はすでに大満足状態でした。  その後、ワチェ病院でジャパンハートボランティアの方々と共に医療活動に参加させていただきました。現地で印象的だったのは、日本人看護師さんが非常に生き生きとしており、かつ私のような学生を全く邪魔者扱いすることなく様々なことを教えてくれたことです。また、何気なく患者さんとミャンマー語でコミュニケーションを取る看護士さんの姿と、その裏で必死にミャンマー語を覚えようとする姿勢も印象的でした。また、手術室では看護士の海老原さんがビシバシ(時にはミャンマー人医師にも)指導されており、現地での医療活動に対するやりがいをひしひしと感じました。また、サラリーマンを長いこと務めた後の第2の人生としてミャンマーで医療活動に従事されているマッサージ師の小野田さんにもお世話になりました。蚊帳の張り方、早朝の瞑想、掃除とミャンマーでの生活を教わりました。  吉岡先生にも手術の合間を縫ってお話をさせていただきました。話す内容が洗練されており流石だなと感じましたが、それもそのはず、帰国後に書籍やYouTubeを調べたところ、現地で話されていたことそのままの内容が、そっくりそのまま世のメディアを通して出回っていました。しかし、直接先生の口からその内容を聞けたことは重みが全く違います。帰国後、書籍なりを再度読むことで、いろいろと考えさせられています。また、先生の印象として会話のテンポがよく、人に物事を伝えるのが非常にうまいと感じました。これもジャパンハートが成功している要因の一つかと思いました。  ほかにも視覚障碍者医療マッサージトレーニングセンターで教師をされている塩崎先生、DreamTrainで生活する孤児たち、マラリア撲滅のため現地を歩き回る松本先生といった方々から得た情報も、ためになるものばかりでした。本レポートはツアー後10日経ってから記述していますが、まだまだ消化不足の状態です。今回のツアーで得られたことを、早い段階で自分のものにして、今後の学生生活、そして医師としての人生に役立てていきたいと思います。スタディーツアーに参加させていただき、どうもありがとうございます。

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