ミャンマースタディーツアー2012年8月 藤盛慶奈さん

椙山女学園大学 看護学部看護学科1年 藤盛慶奈 

 私は高校生の頃からずっと国際医療に携わりたく期待を膨らませていたのですが、実際には一年の夏休みではまだ知識も技術も少なすぎ、正直不安が大半でした。しかし、吉岡先生の本に出会い、「まず一歩踏み出せ!」という言葉を見て、私も今出来ることを考えて、実際に自分の目で現実を直視したい、実際に行動したいという思いが募り、今回のスタディツアーに参加しようと決意しました。 ミャンマーの国については日本では情報が僅かしかなく、世界に興味を広げていた私でも、殆ど知り得ないことばかりでした。しかし、実際ミャンマーを訪れてみると、本当に心の優しい人が多く、何度もその心に助けられました。人々には活気が溢れており、みんな必死に生きていると感じました。ミャンマーに足を踏み入れただけで、日本との考えの相違、私の普段の生活との相違を圧倒的に感じさせられました。 医療関連施設ツアーでは、無報酬のイスラム系の病院から個人経営の大型総合病院、僧侶の多い病院など多くを見学させていただきました。無報酬で治療を行っている病院では、環境が不整備の中、結核などの感染症を持つ人も皆同じ病室で過ごす一方、富裕層の人しか行くことのできない個人経営の病院は日本の大学病院と同等なほど大規模で衛生環境が整備されており、同じ国のミャンマーの中でも大きく格差があることに衝撃を受けました。 3日間のワッチェ病院では、とても多くのことを学びました。私たちが行かせて頂いた当日の午後からが1日にオペが18件もあるミッション期間にあたり、次から次へと患者さんがオペ室に独歩で入る様子や、常に来たる停電に備えた懐中電灯、不衛生な泥の川の水がでてくる水道、清潔環境であるオペ室にハエが侵入した時のためのハエ叩き、そして全てが局部麻酔で行われるオペの麻酔の効きは様々でなかなか麻酔が効かず悶えている患者さんの姿には本当に驚きを隠せませんでした。吉岡先生は私達のためにわざわざ時間を割いて対談をしてくださり、近くの屋台でお茶をしながらたくさんのお話をしてくださいました。先生のお話一つ一つが本当に心に響き、涙が止まりませんでした。今も前に進み続けている先生の姿を見て、私はもっともっと頑張らなければいけない、そう感じさせられました。病棟で患者さんとお話するのにも、言語の壁はやはりとても大きいものでした。しかし、会話帳を見ながら患者さんと会話を重ねるうちに言語の壁が取れ、いつしか周りに人が集まり、大勢で笑顔を共有することができました。手術前なのにも関わらず、不安を見せず満面の笑顔で近寄ってきてくれて本当に嬉しかったです。患者さんの周りには四六時中、家族が皆で見守っていて、本当に愛が溢れていました。貧しくも、こんなにも愛が溢れていて、温かいのならば日本よりも豊かではないのかとも思いました。日本で忘れされていることがここには多くあり、本当に素敵でした。ワッチェの病院では次々と新しいことだらけで吸収しきれない程、多くのことを学びました。多くのことを目にし、自分の中の視野が大きく広がり、これから私が学ぶこと一つ一つ本気で取り組みたいと思いましたし、もっともっと様々なことにも目を向けようと思いました。 最後にMeTs-Japanのスタッフの皆様、Japan-Heartの看護師やスタッフの皆様、吉岡先生、一緒に参加した皆様、など多くの皆様に今回のスタディーツアーでお世話になりました。言い尽くせないほど心から感謝しています。ありがとうございました。

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